Webサイトに見合った成果の出せるペルソナ設計を行うには、まず必要な項目を洗い出すことから始めます。年齢・性別や家族構成などの基本情報、職業・収入や生活パターンを書き出してみましょう。次に性格や趣味・生活パターン、流行への感度など個人へのクローズアップを行っていきます。加えて興味関心や課題・ニーズ、インターネットや雑誌といった情報収集の手段といったように細分化していくと良いです。

サイト内容とは関係ないものであっても細かく設定しておけば、思わぬ所で役立つ場合があるため根気よくペルソナ設計をしていきましょう。細かく決めたペルソナ設計を、より具体的にしていくための情報収集へと取りかかります。たとえば顧客へのアンケートやデータ調査、Webサイトに蓄積された既存の情報や口コミサイトの一次情報といったものが例です。プロジェクトの人員を10人ほど召集して、ペルソナワークショップを開くのも効果的です。

このような情報をまとめて分析して、ペルソナ設計した人物像を可視化します。プロジェクトメンバーの人員の家族や知人の中から、設計したペルソナに当てはまる人物を探し出して調査するとより具体性を帯びてきます。その上で1日の過ごし方や抱えている悩みと、情報収集の方法と自社のサイトとの共通項を絞り込んでいくという方式です。職業によって異なる悩み・課題、役職や役割によって変わってくる意識などできるだけ細かく情報を集めてまとめていきましょう。